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福島県の紹介について
福島県は北海道、岩手県に次いで3番目の大きさの県です。
東西に広がった形をしています。関東に隣接しているため「東北の玄関口」と呼ばれたりします。
福島県は東西に大きく『浜通り』『中通り』『会津』の3つの地域に分けることができ、それぞれの地域で文化や人柄など地域性が異なっています。
海を満喫できる地域 浜通り
『浜通り』は福島県の東側の太平洋に面した沿岸地域です。
漁師気質でさばさばとしています。
昔から海運で大阪人との交流があったそうで、その名残だという話を聞いたことがあります。
県の中心の地域 中通り
『中通り』は東北新幹線や東北本線、東北自動車道が通り、東北の最大都市である仙台や東京など関東から人が行き来し、少し都会気質な地域です。
歴史と面白い特産品がある地域 会津
『会津』は福島県の西側にあり、山に囲まれた盆地になっています。
会津には『ならぬことはならぬ』という言葉があり、頑固なイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、会津には「会津の三泣き」という言葉もあります。会津に来た人は必ず3回泣かされるという意味の言葉です。
3度というのは、1回目は受け入れてもらえなくて泣かされ、2回目は受け入れてもらえて泣かされ、3回目は会津を去る時に泣かされるのです。
会津の人はとても人情深く、最初こそは受け入れてもらえないかもしれませんが、一度受け入れると家族のように接してくれるのです。人情深いゆえの頑固なのかもしれませんね。
福島県で観光したい場所について
会津の歴史が知れる場所 鶴ヶ城
福島県で観光するならば、やはり定番の会津観光でしょうか。会津の歴史は大河ドラマの『八重の桜』にもなりましたね。
歴史好きにはたまらない地域なのではないでしょうか。戊辰戦争で激しい戦いの舞台となった鶴ヶ城は必ず訪れましょう。
新政府軍の猛攻に対して1か月にわたり籠城し、最後まで落ちることはなかった天下の名城です。
会津は歴史があるだけでなく、山々に囲まれ自然も豊かです。
福島の山といえば 磐梯山
特に日本百名山にも選ばれ、その美しさから「会津富士」とも呼ばれている『磐梯山』が有名です。
そんな磐梯山には表の顔と裏の顔があることは知っていますか。
見る方向によって姿が全く違うのです。
磐梯山南側の猪苗代湖周辺からみられるのが穏やかな表の顔『表磐梯』です。
猪苗代湖の湖畔から雪を被った磐梯山は絶景です。そして、猪苗代湖の湖畔にはキャンプ場もあるので穏やかな磐梯山を見ながらのアウトドアも最高ですよ。
そして磐梯山北側の五色沼周辺から見られるのが荒々しい裏の顔『裏磐梯』です。この荒々しさは明治時代に起きた大噴火によるものだそうです。
そんな裏磐梯は高原が広がり自然豊かな観光スポットで毎年多くの観光客が訪れる場所です。
特に五色沼にはエメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く不思議で神秘的な湖沼が点在しています。
自然豊かなトレッキングコースを歩きながら神秘的な五色沼をぜひ楽しんでみてください。
会津の面白い特産品
日頃の疲れが吹っ飛ぶことでしょう。
会津観光の帰りには、ゆらゆらとうなずくように揺れる首が可愛らしい『赤べこ』や何度転がしても立ち上がる『起き上がり子法師』、会津の伝統工芸『会津漆器』など会津ならではのお土産を購入し、思い出と一緒に持ち帰ってはみてはいかがでしょうか。
福島県で立ち寄りたいご飯スポットについて
福島といえば喜多方ラーメンと白河ラーメン
福島県の会津にある喜多方市は日本三大ラーメンの一つ喜多方ラーメンがとても有名です。
しょうゆ味の平打ち縮れ麺が食べた人を病みつきにさせます。喜多方市には『朝ラー』と言って朝からラーメンを食べる文化があります。
どこのラーメン屋さんも朝から営業していて、地元の方が朝からラーメンを食べにのれんをくぐります。
私が喜多方市を訪ねた時には朝昼晩とそれぞれ別の人と会っていたため、それぞれの人からオススメのラーメ屋さんに連れていかれ三食ラーメンを食べることになってしまうなんてことがありました。
それだけ喜多方ラーメンは地元の方からに愛されているのですね。ラーメンといえば、白河ラーメンも負けていません。
白河といえば、松尾芭蕉の奥の細道に出てくる『白河の関』が有名ですね。
そんな白河のソウルフードの白河ラーメンは喜多方ラーメンに少し似ていますが、喜多方ラーメンよりもさっぱりとしたしょうゆ味で麺の縮れ加減もより強く、麺とスープがよく絡み最高です。
福島の日本酒は日本一!
そして福島で外せないのは『日本酒』です。
福島県の日本酒は全国でも間違いなくトップクラスです。
なんと福島県は2012年から現在まで連続で金賞銘柄数全国1位を取り続けているのです。
ぜひ、福島県の酒屋さんに行ってオススメの日本酒を聞いてみてください。金賞を取るほどおいしい日本酒が多いため店員さんからたくさんオススメされすぎてしまい、選べなくなってしまうことでしょう。
私が最近飲んだのは大木代吉本店の『自然郷BIO』です。
福島県に滞在中のおすすめ過ごし方について
本当は浜・中・会津を1日ずつ回れたら最高なのですが、福島県はとても広いので難しいかもしれません。なので、一か所をじっくり回るのがお勧めです。
会津なら歴史をおって磐梯を登り馬刺しを食べる!
会津でしたら、やはり鶴ヶ城など会津の歴史をたどったり、裏磐梯でトレッキングして自然を満喫したりするのはいかがでしょうか。
そして、会津の東山温泉でゆっくり温泉を満喫した後に会津名物『馬刺し』をつまみに日本酒を飲めたら、もうたまりませんね。
フルーツラインを通っていろいろなフルーツを食べよう!
中通りでしたら果物がお勧めです。特に福島市は全国でもトップクラスのモモの収穫量を誇る地域です。モモのほかにもナシやリンゴなどの果物の生産が盛んです。
中でも福島県道5号は『フルーツライン』と愛称で呼ばれ、販売所は果物狩りのできる観光果樹園が多く並び、毎年夏になると賑わいを見せています。
みんなで楽しもうスパリゾートハワイアンズ!
浜通りなら、『スパリゾートハワイアンズ』がお勧めです。大型の温水プール施設ですが、何種類ものプールや大きなスライダーがあります。
スライダーも魅力的ですが、壁がまるで水族館のようになっている「流れるアクアリウムプールフィッシュゴーランド」というプールもお勧めです。
子どもから大人まで楽しめるので、家族や恋人同士、お友達で行くと楽しめること間違いなしです。
日帰りも良いですが、宿泊も可能なのでお時間がある方は一泊二日でいわきを満喫するのもありかもしれませんね。
よりディープなおすすめスポットについて
一味違う自然と飲食店を楽しめる町 矢吹町
福島県の中通りにある矢吹町をご存知ですか。国道4号線や東北自動車道が通っていて、素通りされてしまうことが多い町ですが、なかなかの穴場です。
東北自動車道の矢吹インターチェンジからぜひ降りてみてください。矢吹ヶ原という平野の中にある町でとても空が広く感じられます。
盆地の会津とはまた違った魅力ですね。そんな矢吹町の大池公園では空の広さを感じ、自然を満喫できる公園になっています。
冬になるとハクチョウが飛来するので、毎年冬が楽しみです。
街中は、江戸時代からの宿場町で今でも個性的な飲食店が点在します。
そして、『大木代吉本店』という酒造があり、さらに『あゆり温泉』『観音湯』という2つの温泉があります。温泉好き・日本酒好きにはたまらないですね。